WordPressで物販アフィリエイトを始める2つのビジョンとサイト構築思考

WordPressといえば有料ブログ、有料ブログといえばWordPress…、アフィリエイトを始めるにあたって安定性や自由度の高いWordPressを採用する方は多いです。

 

WordPressによるアフィリエイトの経営ビジョンは2つございます。ひとつはレビューブログとして、もうひとつはあたかもアフィリエイトサイトのように運営するビジョンです。両方の違いについて詳しく解説していきましょう。

 

レビューブログとして

WordPressの原則であるブログ形式に則ったアフィリエイトでしたら、案件を紹介していくレビュー形式がお勧めです。

 

下積み時代がある

レビューブログの大原則として、始めてから半年、早くても3ヶ月程度は下積み期間となります。何の下積みかと言いますと、読者との信頼形成とそれによるブランド性の確立です。

 

ブログ自体3ヶ月以上は地道に続けないと表に出られないものです。表に出ていない以上、信頼を置く読者(つまり固定ファン)は1人もいません。表に出るだけでも大変なのに信頼形成までしなくてはならないのですから、それはもうツライものです。

 

信頼形成が必要なのは、そこまでしないと商品を買ってもらえないからでして、知らない者から勧められても買う気にはなれないのが人のサガである以上仕方のないことです。

 

半年は地道に更新を続け、ブログの知名度と信頼性を鍛え上げねばなりません。その意味で下積み時代を要するのです。逸る気持ちを抑え、序盤は辛抱してください。

 

信頼形成には、ブログに良い個性を持たせ、良質な商品を紹介し、主義主張はダブスタ(二枚舌)を避けて一貫性を保ち、読者の納得する記事を書き続けることが必要です。普段から不断の努力をふんだんに実行してください。

 

成約が肝となることは当たり前ですが、そのあまり成約欲しさが先んじてしまうと記事の質が下がったり何でも押し売りしたり商品ごとに主義主張がコロコロ変わったりして一気に信頼を失ってしまいます。記事で求められるのは地道な研鑽と読者の納得、どちらも疎かにしてはなりません。

 

信頼が大事という話はここまでにして、ビジョンの説明に入りましょう。

 

トップページらしいトップページはない

レビューブログとして生きる場合、トップページと呼べるものは作らない場合が多いです。ただ作らなくてもいいというだけで、トップページそのものは作っても構いません。

 

新着記事を並べ書きたての商品紹介へ誘導する、目次やカテゴリリンクを設置する、人気商品や人気記事のランキングを載せるといった事は必要性を感じたら導入してみるといいでしょう。……うざったくならない程度に。

 

レビューには専用のページを

レビューブログと銘打つからにはレビュー専用のページを作っておく必要があります。さもないと成約率はすぐ伸び悩むと思います。レビューページというか、広告元へ送る送客用ページというか、成約への王手とするキラーページというか、そんなページを作りましょう。

 

ページ形態は固定の1カラムに収め、余分なノイズは取り払っておくのが王道です。普通はメインとサイドの2カラム構えをするのですが、レイアウトの柔軟性やスマホユーザーへの配慮からメインのみの1カラムに収める必要があります。

 

カラム数を変える程度ならWordPressにかかれば朝飯前ですよ。

 

他にもページ自体はhtmlでレビューをサブディレクトリに任せる形式など、構想するページデザイン次第ではほかの方法が適していることがありますが、何にせよ専用ページは設けておきたいところです。

 

専用レビューページのもたらすメリット

アフィリエイトが軌道に乗って実績も増え、特別単価が出るほどに成長したとき、リンクコード差し替えをASPから依頼される場合がございます。

 

アフィリリンクのぶんだけリンク差し替えをしなくてはならないのですが、専用ページにのみアフィリリンクを設置しておけばリンク差し替えの手間が大幅にカットされます。このメリットは大きいですね。

 

また、専用ページへのリンクを全ての記事に張り巡らせておけばロングテール(大量に記事を作って長い尾を引きアクセス数の増加を狙う方法)で集めた読者の何割か集客させることも可能です。

 

ただ、記事という記事すべての末尾で「来てね☆」などと言われ続けてはウンザリするので、この誘導戦術は諸刃の剣と言えます。

 

ランキングはどこかに載せておく

人気の商品やよく読まれる記事のランキング、商品比較のスペースなどを設けておく必要があります。売れ筋が分かったり面白い記事が共有されたり商品選びの助けになったりと読者目線で嬉しい事ばかりですからね。

 

さて、ランキングの載せ方には「トップページ」「サイドバー」「専用ページ」の3種類がございます。トップページについては上で触れました。サイドバーでの商品ランキングは集客キーワードとランキング提示の相性によって効果が変わってきます。

 

見込み客にとって商品ランキングが必要なのかどうか考えてから導入を決めましょう。いっそランキング専用のページを作っておくのもアリです。専用ページを作る際はどういった切り口でランキングや商品比較を載せるか熟慮する必要があります。

 

余力があればSNS

余裕があるならば、自身が身を置くジャンルで「Twitter」「Facebook」「はてなブックマーク」といったSNS上の人々にアプローチをかけていき、アクセス数の増加も狙いましょう。SNSからのアクセスは購買層に関係ない者が多く、成約数には結びつきません。

 

しかし、アクセス数の増加によってGoogleからの評価を上げていけるのでSEO対策の面では効果的です。成約数の方は狙いのキーワード通りに検索から来た見込み客から期待していて下さい。

 

アフィリエイトサイトのように

では、もう一つのビジョンについてお話ししましょう。ブログが主流のWordPressであたかもhtml形式サイトのように運営するスタイルです。実はWordPressでのアフィリエイトはこちらが主流となっています。ブログに比べて知名度に縛られないからでしょうかね。

 

トップページは必須

サイトである以上トップページは必要になります。とはいえ、作ってから3ヶ月から半年はアクセスも少ないので、サイトの幼いうちは新着記事を載せるだけの簡素なトップで結構でしょう。アクセスが伸びてから真っ当なトップページ作りに着手します。

 

トップページの作り方は「ウィジェット」「index.phpをいじる」「固定ページを作る」といった方法があります。シャレオツなトップで目を惹きたいところですね。

 

どのようなサイトがあるか

物販アフィリエイトではトップページで人気商品のランキングや他との比較などを載せている形式が主流となります。特にランキングは採用しているアフィリエイターが非常に多いですね。

 

稀有な例としましては、ストーリー仕立てで訴求力を高めるサイトがあります。1つの商品で勝負する人や読者層の悩みが偏っている場合にかなりの効果を発揮しますね。具体的にどういったストーリーを作るのかは、情報商材のセールスページを巡って参考にしていくといいでしょう。

 

読む気がしないのではとご心配の方、特に問題はありません。読む人は読み惹かれる人は惹かれるものです。

 

また、Yahoo!トップなどポータルサイトに似たデザインにしてしまうケースもあります。同業者ですらアフィリエイトと見抜けないほど精巧な出来栄えに感心することもしばしばですが、アフィリエイトサイトとしての機能は当然残っています。

 

賑やかな中で目次・お勧め商品・特集・新着記事と必要なものを全て載せていく技術は脱帽モノですね。安易に取り入れると情報がゴチャゴチャして分かりにくくなるだけなので、かなりのセンスを必要とする難しいデザインです。

 

どうするかは基本的に自由

サイトの型としては他にも様々なものがあり、デザインやレイアウトをどうするかは極論すればアフィリエイター次第です。こだわりがあるならば貫いてもいいですし、身を置くジャンルに適応したものを見つければ採用すればいいですし、正解はないので自分の正しい道を選んでください。

 

ただし、読者など大事な人の意見は傾聴しておきましょう。必ず実行しろとは言いませんが、無視し続けて我道に固執するのも傍目から見れば「なんてヤツ」です。

 

取り入れようとか反省しようとか思った部分はどんどん取り入れればいいのですが、意見されるたび唯々諾々とするようではサイトが極度の不安定に陥りますので、取捨選択はきっちり行ってください。

 

ちなみに、ノウハウを取り入れて実際に行うのは100人に3人程度だそうです。自分の道を貫くか他人の意見を取り入れるか、その塩梅はどうか、すべてはトライ&エラーです。悩んでいたずらに時間を浪費するより試行錯誤を重ねて最良の形を導き出しましょう。

 

アクセス数の多いページを世話していく

さて、色々なページを構えていますとアクセス数を稼いでいるページとそうでないページが分かれてくるのではないかと思います。管理する労力を考えると、アクセス数が少なく報酬額に貢献していないページは即刻間引きした方がいいです。

 

誰にも読まれない以上残しておいても意味はありませんので、アクセスを集めているページだけを養っていきましょう。アクセスの多いページでは加筆訂正などページ自体の修正にとどまらず、レビューやランキングの個別ページに誘導したり流れとして有効であれば直接アフィリリンクを置いたりとリンク先の整備を行っていきましょう。

 

アフィリリンクは置きすぎると管理の面で大変になるのですが、キーワードがそのまま本気の購買層を呼び込むレベルならば直接置いた方が成約に結び付きやすいです。ロングテールを採用しているならば一考の余地はあります。

 

 


 

コメントを残す

サブコンテンツ

このページの先頭へ