ロングテールSEOとテーマ統一の重要性な関係性と事例

王道とされるキーワードでなく、関連性が微妙なぐらいのキーワード多数に目を向けたロングテールSEOですが、星の数ほどあるロングテール向けのキーワードは1記事に幾つも突っ込んでよいものでしょうか。

 

タイトルタグにはあれこれ突っ込むのが効果的なのでしょうか。

 

テーマ統一の重要性

大前提として、キーワードを1種入れようが100種入れようが、1記事1テーマは必ず守ってください。記事の内容がフラフラしていると、何を述べたいかについてGoogleの方が迷ってしまい、結局面倒になって検索下位に落とされます。

 

検索キーワードと噛み合った内容かどうか

Googleが重んじるのはキーワードの数ではなく、キーワードとの関連性です。検索キーワードと噛み合った内容であれば上位へと表示されていくのです。しかし、関連性についてGoogleがどう判断するのかは我々の知る領域を超えています。ギャンブルですね。

 

たまに「どれかで引っ掛かってくれ~!」とばかりに、検索されるかもしれない上に他が採用していないキーワードをタイトルタグにバンバカ載せる欲張りさんがいます。別々に書くより1記事でまとめた方が労力的に楽なので、その点では賢い選択なのでしょう。ただ、Googleは「どれやねん…」と迷ってしまい、最悪の場合どのキーワードも鳴かず飛ばずで終わります。

 

例えば、「たい焼き+頭」「たい焼き+しっぽ」の複合ワードを1記事で狙った場合、Googleの迷い次第では両方とも検索下位へ落とされるかもしれない訳です。「どっちかに絞ればよかったZE☆」などと言ったところで後の祭りです。逆に、迷いが少なければ両方とも上位に表示され2方向からのアクセスが開くこともあります。ギャンブルですね。

 

様々な事例でご紹介

Googleは確かに独自のアルゴリズムに基づいて判断をしている訳ですが、その一方で人間の心理や言葉の使い方を知り始めてもいます。人か魔か、単純とは程遠い思考のもと動いておりますので、SEO対策はグーグルが基準や仕組みを全て公開している訳ではないので、ギャンブルのような色も含んでいる訳ですね。

 

基準のキーワードがある時

「ある時」ですが笑っている場合ではありません。「ランチ」「駅前」「低カロリー」の3ワードを使い、「ランチ」を基準とした記事を書くとします。すると、「ランチ+駅前」「ランチ+低カロリー」の2組を狙うことになりますね。しかし同時に狙ってもコンテンツが弱ければ両方とも沈んでしまいます。

 


2組両方狙いでタイトルを「低カロリー駅前ランチ特集」などとした場合、Googleでは「駅前+ランチ」「低カロリー+ランチ」「駅前ランチ+低カロリー」「低カロリー駅前ランチ」と幾つもの候補が出てきます。そうするとGoogle側は迷い、どれも上位に表示しなくなる可能性が高いわけですね。

 


そこで自身に問い直すべきなのは、本当に「1記事1テーマ」を守れているかどうかです。「駅前でカロリーの低いランチが食べられる所」では固まっていないと見做された以上、削る必要があるのです。

 

ここは欲張らず「駅前ランチ」か「低カロリーランチ」のどちらかで勝負をかければGoogleの迷いを抑えられるので有利となるでしょう。

 

基準のキーワードがない時

「ない時」ですが落ち込んでいる場合ではありません。

 

「正規ユーザー悲鳴!不正やチートの増加で修羅の国!大型アプデまでの対策は?」というタイトルをつけたとしましょう。大筋は「不正ユーザーやチーターの跋扈するオンラインゲームでの自衛策」なのですが、基準とするキーワードは特にありません。

 

基準がないので、「正規」「ユーザー」「悲鳴」「不正」「チート」「増加」「修羅の国」「大型アプデ」「対策」とかなりの数から自由自在に組み合わせが作れます。数学の話ではないのでどれ程多く組を作れるかまで踏み込みません。

 

何にせよ相当の組み合わせなので、巨大なクモの巣を張って偶然検索されるのを待つ超広範囲戦法といえます。すべて競合性の低いキーワードならば偶然のアクセスが来る確率は上がりますし、タイトル以外に本文の中からの組み合わせでも検索に引っ掛かることがあるので期待は大きいでしょうね。

 

この例で確認してもらいたいのは、テーマが1つにまとまっているかどうかです。書き手のイメージとしては、あるオンラインゲームでチーター等に迷惑している正規ユーザーに向け最適化したコンテンツです。

 

その通りにGoogleも評価していれば、「チート+迷惑」「不正ユーザー+対策」などのキーワードでも上位に表示されることでしょう。しかし、記事テーマが一貫していて、Googleに情報が正しく伝わっており、読者の納得がいく内容を備えていればの話です。

 

二枚舌・Google側の誤解・低品質の内容では検索下位の更に下位まで落ちていくだけです。

 

商標キーワードの場合

商品の固有名詞をキーワードにした場合、ライバルサイトとの力量差が如実になってくると思います。

 

例えば、入浴剤の記事を書く際に「入浴剤+効能」「入浴剤+美容効果」までの狙いならば、それぞれの最適化であることをGoogleはすんなり飲み込みます。

 

問題は「入浴剤+効能+美容効果」まで狙った場合で、通常はGoogleを迷わせて検索上位を逃すこととなるでしょう。それでも例外はあります。一つは同じ検索キーワードで狙うライバルが存在しない場合で、こちらの一人勝ちとなります。

 

もう一つはGoogleエンジンが「効能」と「美容効果」を類義語として捉えるようになった場合です。その場合は、入浴剤+効能で上位表示することが出来れば、入浴剤+美容効果で同時に上位表示することが出来るケースです。

 

トップページでは

トップページに載せるキーワードからもロングテール狙いは出来ます。上位を勝ち取れるキーワードの組み合わせを探すまでは苦労しますが、基準とするキーワードで上位になれば一緒に検索されやすい複合キーワードとの組み合わせも上位に食い込める相乗効果が見込めます。

 

逆に関連キーワードで上位に表示されてから本筋となるキーワードでも上位になるパターンもあります。この場合はGoogleに誤解なくコンテンツの趣旨が伝わった場合に期待できるでしょう。本殿から上がるのか外郭から上がるのか、順番は違えどどちらかだけということはありません。運命共同体ですので。

 

結局はトライ&エラーが全て

ここまで具体例をいくつか挙げましたが、キーワードは幾つ入れればいいのかという質問の答えにはなっていません。実は答えようがないのです。

 

使ったキーワードの競争率、Google検索エンジンとの意思疎通、発信するコンテンツの質、サイトやドメイン自体の力、他にも様々な要素が絡み合っているので一概には言えないのです。ゆえにギャンブルです。

 

ただ、ギャンブルと唯一違う点でやり直しが利きます。2組の複合キーワードで勝負をかけて駄目だったら片方を削る、それぞれの組で自演リンクする、ごく最近出たばかりのキーワードで試す等、様々な方法を試す余地があるのです。

 

手法を変えては経過を見ての繰り返しで根気強く望むしかないのが実情といえるでしょう。
 

 

 

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