物販アフィリで「新着商品」と「ジャンル」の2つのアプローチのやり方と危険性

物販アフィリエイトには商品の追い方が2つございます。新着商品を追いかけていくアプローチ、決めた市場に腰を据え客の悩みに焦点を当てるアプローチ、この2つです。どちらが優れているという訳でもなく、どちらにも長所と短所がございます。

 

ただ、その短所が重いので両者を絶妙なバランスで運営し、雲行き次第でどちらにも移れるようサイトを鍛えておくのが理想と言えるでしょう。

 

新商品を追いかける

発売されたばかり、または発売間近の商品を追いかけてレビューするスタイルの記事です。これは初心者でも早ければ早いほどいい結果に結び付きやすいです。高レベルのアフィリエイターでも新発売の商品には売れるかどうか様子見をする場合が多いので、その分先回りしやすいからですね。


たとえ競合の激しい有名どころでも、ASPに掲載され次第自分で使ったり先行レビューを探ったりして迅速に記事としてまとめれば十分勝負になります。

 

一つの商品シリーズを追っていく

ターゲットとする商品は美容品や洗剤など頻繁に新商品が出る分野です。化粧水や育毛剤などの美容に関わる薬品は特におすすめですね。

 

新商品を追うのに様々な分野へ構ってはいられませんので、単一の商品シリーズを単一のブログ(サイト)で追い続けるのが現実的でしょう。「ビオレ」でやるなら「ビオレ」だけ追い、「レノア」でやるなら「レノア」だけ追うのです。

 

1シリーズ1サイトが原作ですので、同じシリーズでも違うバージョンであればブログの母体(アメブロとかFC2とか)を変えてレビューする必要があります。ポケモンで例えるなら、「サン」はアメブロで書いて「ムーン」はFC2で書くという具合で分散させましょう。

 

これを「花王の洗剤総合」などと広げると商品ではなくジャンルという大きな括りを中途半端に扱っている状態となるので宜しくないです。ジャンル規模まで大きくなるとマーケットリサーチやキーワード選定などに労力を割かなくてはなりません。

 

1商品への依存は綱渡り

商品一つでアフィリエイトするのもまたひもじいでしょう。売り上げ単価1000円を目安に狙うか、100円程度の単価をランキング1位の数で補うかしないと稼ぎを確保するのは厳しい所です。

 

また、アフィリエイトしている商品が完売したりASPの広告主が商品の取り扱いをやめたりすると収入が一瞬で途絶えてしまう致命的な弱点もあります。1商品あたりの浮沈はまさしく「邯鄲の夢」の如しで、その限界を知っているアフィリエイターは手を広げてジャンル自体を扱うようになるのです。

 

決めた市場に腰を据える

ジャンルを扱うアフィリエイトでは、始めに参入するジャンルから決めます。そこに腰を置いて売り込む商品を決めていく訳ですね。エステや外国語などの高額案件は自分で試してレビューすると逆に損をするのですが、この方法によって初めて手を出せるようになります。

 

実際に試さなくてもいいからですね。ただ、別のもっと難しいリサーチは要しますが。

 

追うのは商品でなく「悩み」

商品を後で決めることになりましたが、その基準は「悩み」となります。具体的に申し上げますと、その商品ないしサービスを利用する目的に焦点を当ててアフィリサイトを作っていくことになります。

 

エステならば美肌だけでなくダイエットや無駄毛処理の目的がありますし、英会話を学ぶ理由も会社の方針から海外ゲーム目的まで様々です。その中で競合の少なそうな悩みに向けて呼びかけるスタイルのサイト作りを行います。


悩みに寄り添い解決策を提示する記事を書いてから、売り込む商品のことを後で捻じ込むとやりやすいでしょう。記事の大筋は変わりませんので、広告元が扱いをやめてしまっても別の商品へ鞍替えしやすくなります。

 

その代わり、読者の迷いが強く成約率は低まってきますので、大筋となる記事には購買意欲を促す一層の工夫が求められます。

 

ジャンル独占は可能!しかしGoogleが黙っていない

自分のアフィリサイトが想定した検索結果の1ページ目を全て埋め尽くせば、そのジャンルを独占した状態と言えます。

 

SEO対策の苦労は計り知れませんし、広告元の公式サイトを追い抜かすのは難しいですが、狙った検索キーワードと努力(主にSEO対策)次第では自分のアフィリサイトによる独占も夢ではありません。アフィリエイターにとっては憧れの光景と言えます。

 

周りに敵はいませんし、収入も激増しますし、独禁法にも縛られないし、理想の環境です。まあ理想の環境ゆえにキーワードの独占を目指し行動するアフィリエイターは多いです。

 

彼らが採用する商品は高い報酬のもとアフィリエイトできるものばかりで、そうでない商品は次第に検索から埋もれていってしまいます。これは下手をすれば、アフィリエイターに媚を売った者勝ちにまでなりますので、誰かの怒りを買うことでしょう。

 

その「誰」と言いますのは、Googleです。良質な情報がカネで独占されることなく自由に共有されることを是としておりますので、アフィリエイトにネット市場を牛耳られるのは彼らにとって不愉快極まりないのです。

 

その為、アフィリエイターによる検索エンジンの独占を防ぐべく、独占目的で大量生産されたサイトにペナルティー(検索上位から除外、インデックスの遅延など)を課すように予め仕組まれています。

 

ジャンルに腰を据える集客はどうしても検索エンジンに頼るので、ペナルティーを受けやすい状況と言わざるを得ません。「Googleにかなり睨まれているな」と感じたら、新商品を追うスタイルへシフトする柔軟性もまた求められるでしょう。どちらの売り方にも自由に移れるよう万全にアフィリサイトを鍛えておきたいところです。

 

 

コメントを残す

サブコンテンツ

このページの先頭へ